2026/03/14 ブログ
人工骨の種類(吸収性・非吸収性)と当院の方針
骨の再生やボリュームの確保が必要な治療では、人工骨(骨補填材)を使用することがあります。人工骨には大きく分けて「吸収性」と「非吸収性」の2タイプがあり、それぞれ目的や適した部位が異なります。
長島デンタルクリニックでは、治療計画に合わせて材料の性質を見極め、必要なものを選択します。
吸収性人工骨の特徴
吸収性の人工骨は、骨ができていく過程に合わせて徐々に吸収されていくタイプです。体が治ろうとする働きが期待できる部位で使われることが多く、自然な置き換わりを前提にした考え方です。
吸収性人工骨が向きやすい場面
たとえば抜歯後の穴(抜歯窩)など、血液が留まることが重要な場面では、人工骨が“足場”や“保持”の役割を担い、治癒環境を整えることに寄与します。症例によっては再生療法と組み合わせ、回復を後押しする設計を行います。
非吸収性人工骨の特徴
非吸収性の人工骨は、吸収されにくく、その場に残りやすいタイプです。骨の自然治癒が見込みにくい条件や、骨の外側のボリュームを確保したい場面などで検討されることがあります。
非吸収性人工骨が向きやすい場面
骨の幅を増やしたい、形を保ちながらスペースを確保したい、といった状況では、非吸収性材料が“形態維持”の面で役立つことがあります。どちらを選ぶかは、骨の状態、欠損の形、治療ゴールによって変わります。
当院の材料選択の方針
当院では、自家骨(ご本人の骨)を採取する方法や、他家骨(他人由来の骨)を使用する方法は採用していません。
安全性と説明の明確さを重視し、患者さんにとって納得しやすい選択肢で治療計画を立てます。

