2026/04/22 ブログ
静脈内鎮静法の特徴
静脈内鎮静法は「怖さをやわらげるための方法」として選ばれることが多い一方で、全身麻酔とは性質が異なります。誤解が起きやすいポイントも含め、特徴を整理します。
静脈内鎮静法は、全身麻酔のように深く眠らせる方法ではありません。意識が薄れ、うとうとした状態へ導くことで、治療への緊張を軽減します。
鎮静薬は「軽い眠り」を作るためのもの
点滴から鎮静薬を投与し、眠気を誘発します。処置中の恐怖感や緊張がやわらぎ、落ち着いた状態で治療を受けやすくなります。
痛みを消す作用はないため、局所麻酔は必須
ここが最も大切なポイントです。鎮静薬には痛みを消す働きがありません。そのため、実際の処置は必ず局所麻酔を行ったうえで進めます。局所麻酔は、鎮静でうとうとしている間に実施するため、注射の記憶がほとんど残らない方も多いです。
健忘作用で「嫌な記憶が残りにくい」
静脈内鎮静法には健忘作用があるため、手術中の不快感や細かな出来事を覚えていないケースがあります。「気づいたら終わっていた」と感じる方がいるのは、この特徴によるものです。
血圧・脈拍が安定しやすい
緊張が緩むことで、血圧や脈拍が落ち着きやすくなります。全身疾患をお持ちの方にとっては、術中の負担軽減という観点でメリットになる場合があります。
時間の体感が短く感じやすい
処置が終了した際、「思ったより早かった」と感じる方が多い傾向があります。実際の時間より短く感じるケースもあります。
適用範囲について
静脈内鎮静法は自由診療での対応となり、長島デンタルクリニックでは親知らずの抜歯に限らせていただきます。
適応条件がありますので、事前にご相談ください。

