2025/08/19 ブログ
インプラント治療について
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
最近患者様より多くのご相談をいただいている、インプラント治療について改めてご紹介できればと思います。
インプラント治療の概要
インプラント治療の基本
インプラントは、失った歯の根の代わりに顎の骨へ人工歯根(主にチタン)を埋め込み、上部に被せ物を装着して噛む機能と見た目を回復する治療です。構造は、骨に固定されるフィクスチャー、歯と土台をつなぐアバットメント、そしてセラミック等の上部構造という三層が基本です。
ブリッジのように両隣の健康な歯を大きく削る必要が少なく、入れ歯のような違和感も抑えられます。
長期安定の仕組みとメンテナンス
骨とインプラントが強固に結び付くことで咬合力を支えますので、長期安定の土台になります。日常では、天然歯と同様に歯ブラシやフロス・歯間ブラシで清掃し、定期的なメンテナンスで炎症や緩みの兆候を早期にチェックすることが長持ちの鍵になります。
インプラント治療のメリット
噛む力と自然な感覚
最大の利点は「しっかり噛めること」です。
骨と一体化して支えるため、ステーキやナッツなど噛み応えのある食事も自然に近い感覚で楽しめるケースが多い点が特徴です。
見た目・発音の自然さ
見た目も天然歯に近く、会話時の発音や表情の自然さも大きなメリットです。
隣接歯への配慮
ブリッジのように隣接歯を削らないため、将来的な歯の寿命を守ることにもつながります。
幅広い適応と設計柔軟性
単独歯(1本)の欠損から多数歯・無歯顎まで幅広く対応でき、症例に応じてインプラントの種類を使い分けることで、負担の少ない治療設計が可能になるのもメリットです。
即時荷重による短期化の可能性
条件が整えば抜歯と同時にインプラントを埋入したり、その日のうちに仮歯を装着する“即時荷重”を選択することで、治療期間の短縮や腫れ・痛みの軽減が期待できます(適応は骨の状態等で判断します)。