2025/07/03 ブログ
2台目のマイクロスコープを導入しました
これまで当院では1台のマイクロスコープを用い、根管治療や審美修復などの精密処置を行ってきました。このたび2台目を導入し、診療体制がさらにグレードアップしました。
マイクロスコープとラバーダムによる根管治療
根管治療の精度をより高めるために、2台目のマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を導入しました。
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)は、明るく精細な視野を提供する装置で、最大20倍前後まで患部を拡大して観察できます。肉眼では見えにくい歯の根管の奥や、微小なヒビ・病変なども鮮明に捉えることができるため、根管内の感染部分を取り残すことなく、精密な治療を行うことが可能になります。
これにより、治療の精度が飛躍的に向上し、細菌の再感染リスクを抑えた、再発しにくい根管治療が実現します。
また、治療の際にはラバーダムと呼ばれる専用の防湿シートを使用しています。これは治療する歯のみを露出させることで、唾液や細菌の侵入を防ぎ、衛生的な環境を保つ役割を果たします。
根管内は無菌状態を維持することが極めて重要であり、そのためにはラバーダムとマイクロスコープの併用が不可欠です。これにより、再発リスクの低減と精密な根管治療の提供を実現しています。
当院では、マイクロスコープとラバーダム防湿を併用することで、従来の根管治療よりもはるかに高精度な処置を可能にしています。治療部位を明るく拡大し、唾液などの汚染から守ることで、再感染のリスクを大幅に軽減します。
肉眼では確認できない細部まで「見える化」することで、感染源を確実に取り除き、歯の保存率を高めることを目指しています。大切な歯を1本でも多く残すために、見えない部分こそ丁寧に、確実に治療を行っています。