2026/02/27 ブログ
CGFとAFGの違い
再生療法でよく聞く「CGF」と「AFG」は、どちらも患者さんご自身の血液から得られる成分を治療に活かす方法です。似ているようで、実際には“最終的にどう扱うか(形状・操作性)”が異なり、治療目的によって向き不向きがあります。当院では、症例の条件に合わせて使い分け、必要に応じて人工骨との併用も行います。
CGFとは
CGFは、採血した血液を専用の手順で処理し、成分を濃縮して得られるゲル状の材料です。治療では、必要に応じて細かくカットしたり、膜状に整形したりして使用します。患部を保護したり、治癒環境を整えたりする目的で使いやすく、外科処置後の回復をサポートする狙いがあります。
AFGとは
AFGは、血液由来成分を活用する点は同じですが、人工骨などの骨補填材と混ぜ合わせて“まとまり”を作り、充填しやすくする使い方が特徴です。人工骨が粒状のままだと散りやすいことがありますが、AFGとして塊状にすることで、狙った場所に置きやすく、形を作りやすくなる利点があります。
どんなケースで使い分ける?
治癒環境を整えたい/創部を保護したい場合
外科処置後の創部の安定を意識する場面では、CGFを膜状に整えて用いるなど、保護・支持の目的で活用しやすい傾向があります。
骨補填材を“狙った形”で入れたい場合
骨のボリュームを補う必要があり、人工骨を用いる場面では、AFGとしてまとめて填入することで操作性が上がり、計画した位置に安定して置きやすくなることがあります。
PRP・PRFとの関係
血液由来の再生療法には、PRP(濃縮血小板)やPRFなど、さまざまな手法が知られています。これらは改良が重ねられてきた背景があり、処理方法や得られる形状の違いによって、扱いやすさや適応が変わります。当院では、添加物をできるだけ用いず、患者さんの血液成分を活用する考え方を重視し、症例に合わせて適切な方法を選択します。
安全性について
再生療法は、患者さんご自身の血液由来成分を活用するため、考え方としては“自己由来”である点が特徴です。一方で、外科処置を伴う以上、衛生管理や手順の厳守は欠かせません。当院では、治療手順の管理と感染対策に配慮しながら、必要性が高い場合に適切に適応します。

