2026/07/28 ブログ
マイクロスコープを使った根管治療とは?
根管治療は、歯の根の中にある細い管を清掃・消毒する治療です。根の中は非常に細く、曲がっていたり枝分かれしていたりすることがあるため、肉眼だけで細部を確認するのは簡単ではありません。
そこで役立つのが、歯科用顕微鏡であるマイクロスコープです。長島デンタルクリニックでは、根管治療の精度に配慮し、マイクロスコープを用いた治療を行っています。
マイクロスコープで見える範囲を広げる
マイクロスコープは、治療部位を拡大して見ることができる歯科用の顕微鏡です。根管治療では、根管の入口や内部の汚れ、細かな形態を確認しながら処置を進めることが重要です。
根管はとても細く、歯によって形が異なります。特に奥歯では根の数が複数あり、根管が曲がっていることもあります。こうした複雑な部分を確認するために、拡大視野での治療が役立ちます。
マイクロスコープを使うことで、肉眼では見えにくい部分を確認しやすくなります。これにより、根管の見落としや汚れの取り残しをできるだけ減らすことを目指します。
また、過去に根管治療を受けた歯の再治療では、古い薬剤や土台を取り除く必要がある場合もあります。こうした処置では、細かな部分を確認しながら慎重に進めることが大切です。
ただし、歯の状態によっては、マイクロスコープを使用しても保存が難しい場合があります。歯の根が割れている、感染が大きく広がっている、歯を支える骨の状態が悪い場合などは、別の治療方法を検討することもあります。
ラバーダムで細菌の侵入を抑える
根管治療では、根管内に唾液や細菌が入り込まないようにすることも重要です。お口の中には多くの細菌が存在するため、治療中に根管内へ唾液が入ると、再感染の原因になる可能性があります。
そのため、根管治療ではラバーダムと呼ばれるゴムのシートを使用することがあります。ラバーダムは、治療する歯だけを露出させ、周囲の唾液や細菌が入りにくい環境を作るための器具です。
長島デンタルクリニックでは、マイクロスコープとラバーダムを活用し、根管内をできるだけ清潔に保ちながら治療を進めています。見えにくい部分を確認することと、細菌の侵入を抑えることは、どちらも根管治療において大切な要素です。
根管治療は、患者さんから見ると「何をしているのか分かりにくい治療」かもしれません。しかし実際には、細い根の中を少しずつ清掃し、消毒し、密封していく繊細な治療です。
歯の痛みや違和感が続く場合、過去に治療した歯が気になる場合は、自己判断せずに歯科医院で状態を確認しましょう。長島デンタルクリニックでは、歯をできるだけ残すための選択肢として、精密な根管治療に取り組んでいます。

