2026/07/05 ブログ
根管治療が必要になる症状と放置しない方がよいサイン
歯が痛い、しみる、噛むと違和感がある。このような症状がある場合、むし歯が歯の内部まで進行している可能性があります。症状の原因が歯の神経や根の中にある場合、根管治療が必要になることがあります。
根管治療は、歯を抜かずに残すために行う治療の一つです。痛みが強くなる前に受診することで、歯への負担を抑えられる可能性があります。
根管治療が必要になりやすい症状
根管治療が必要になる代表的なケースは、むし歯が歯の神経まで進行している場合です。初期のむし歯では痛みがないこともありますが、進行すると冷たいものや甘いものがしみるようになります。
さらにむし歯が深くなると、熱いものがしみる、何もしなくてもズキズキ痛む、夜になると痛みが強くなるといった症状が出ることがあります。これは、歯の神経に炎症が起きているサインの一つです。
また、一度神経を取った歯でも、根の中に細菌が残っていたり、被せ物のすき間から細菌が入り込んだりすると、再び根の先に炎症が起こることがあります。その場合、歯ぐきにできもののような膨らみが出たり、噛むと痛みを感じたりすることがあります。
根管治療が必要かどうかは、痛みの有無だけでは判断できません。痛みが少なくても、レントゲンで根の先に影が見つかることもあります。そのため、違和感が続く場合や、過去に治療した歯が気になる場合は、早めに歯科医院で確認することが大切です。
痛みがなくなっても放置しない方がよい理由
むし歯が進行して神経が強くダメージを受けると、一時的に痛みがなくなることがあります。しかし、痛みが消えたからといって自然に治ったとは限りません。
神経が機能しなくなると痛みを感じにくくなる場合がありますが、根の中では細菌感染が進んでいることがあります。そのまま放置すると、歯の根の先に膿がたまり、歯ぐきの腫れや強い痛みにつながることがあります。
さらに感染が広がると、歯を残すことが難しくなる場合もあります。根管治療は、歯を保存するための治療ですが、歯の状態によっては抜歯が必要になるケースもあります。
長島デンタルクリニックでは、根管治療においてマイクロスコープを活用しています。マイクロスコープにより、肉眼では確認しにくい根管の入口や細かな部分を拡大して確認しながら治療を進めることができます。
ただし、マイクロスコープを使用すれば必ず歯を残せるというわけではありません。歯の割れ、感染の広がり、歯を支える骨の状態などによって、治療方針は変わります。
「痛みが落ち着いたから大丈夫」と自己判断せず、症状がある場合は早めに相談することをおすすめします。早期に状態を確認することで、必要な治療を適切なタイミングで進めやすくなります。

