2026/06/28 ブログ
根管治療の流れ|治療開始から被せ物まで
根管治療は、1回で終わる治療ではなく、歯の状態に応じて複数回に分けて進めることが多い治療です。痛みを取る処置だけでなく、根の中を清掃・消毒し、最終的に被せ物まで行うことで、歯を使える状態に整えていきます。
ここでは、根管治療がどのような流れで進むのかを、初めて治療を受ける方にも分かりやすくご説明します。
治療の基本的な流れ
まずは、症状の確認と検査を行います。痛みの出方、しみる感覚、噛んだときの違和感、歯ぐきの腫れなどを確認し、必要に応じてレントゲン撮影を行います。
根管治療が必要と判断された場合は、むし歯になっている部分を取り除き、歯の内部にある根管へアプローチします。感染した神経や汚れを取り除いたあと、根管内を専用の器具で清掃していきます。
根管の中は非常に細く、まっすぐではないこともあります。そのため、専用のファイルと呼ばれる器具を使い、根管の形を整えながら清掃・消毒を進めます。長島デンタルクリニックでは、症例に応じてNi-Tiファイルなどを活用し、曲がった根管にも配慮しながら治療を行います。
根管内がきれいになったら、薬剤を詰めて密封します。これを根管充填といいます。根管充填後は、歯の強度や形を補うために土台を作り、最終的に被せ物を装着します。
根管治療は、根の中の処置だけで終わりではありません。最後の被せ物まで行うことで、噛む機能を回復し、細菌の再侵入を防ぐことにつながります。
治療中に気をつけたいこと
根管治療中に特に気をつけたいのは、途中で通院をやめないことです。治療の途中で痛みが落ち着くと、「もう治ったのでは」と感じる方もいます。しかし、痛みがなくなったことと、根の中がきれいに治療できたことは同じではありません。
根管内が仮のふたの状態で長期間放置されると、唾液や細菌が入り込み、再感染を起こす可能性があります。その場合、治療が長引いたり、再治療が必要になったりすることがあります。
また、治療中の歯は一時的に欠けやすくなっていることがあります。硬いものを強く噛む、治療中の歯で無理に噛むといった行為は避けた方が安心です。食事の際は、できるだけ反対側で噛むなどの工夫をおすすめします。
根管治療後に一時的な違和感や噛んだときの痛みが出る場合もあります。多くは経過を見ながら落ち着くことがありますが、痛みが強い場合や腫れが出た場合は、早めに歯科医院へ相談してください。
長島デンタルクリニックでは、マイクロスコープを使用し、肉眼では確認しにくい細部まで見ながら治療を行っています。根管治療は細かな処置の積み重ねが重要です。分からないことや不安なことがあれば、治療の途中でも遠慮なくご相談ください。

